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牛乳の最大の問題は「体にいい」という思い込みです。

高齢者ほど、骨を強くするために牛乳やヨーグルトをとっています。しかし、逆にこれら乳製品をとればとるほど、骨をもろくする事実があるのです。

杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生は、牛乳をよく飲む(1日2杯以上)人は、飲まない人に比べて骨折リスクが2倍以上、ヨーグルト(1日1杯以上)では約3.5倍、そしてチーズにいたっては、一切れでも約4倍と報告しています。

そして、骨だけではなく、以下の通り、さまざまな不調・病気との関係が明らかになっています。

  • 牛乳を飲むほど、カルシウムが体内から失われて骨折しやすくなります。

牛乳を飲むと、消化されにくいタンパク質を多くとることになり、腸の中に窒素残留物が増える。その窒素残留物が吸収されて血液中に増えると、血液が酸性に傾くので、それを中和する為に骨からカルシウムを溶かしてしまうことになります。

それが、カルシウムパラドックスといわれるように、牛乳や乳製品をとればとるほど骨粗しょう症を引き起こし、骨折しやすい体にしてしまうわけです。

  • 牛乳はあくまで牛のミルクであり、人の母乳とは組成比率が違います。

牛乳は誕生後すでに成熟している仔牛にはさらなる成長のため、IGF-1を誘導するカゼインが主体となり、未成熟のヒトの赤ちゃんは、免疫や感染防御、腸の修復、便の排出などが優先されるため、母乳はホエイ主体になっています。

  • 今の牛乳は以前と製法が変わり、今の牛乳は危険な飲み物になっています。

これは、牛乳そのものの問題はありませんが、製法や加工による問題になります。

超高温殺菌(UHT乳)により、今の牛乳は酵素活性が失われ、タンパク質も変性し、消化・吸収されにくくなり、さらに栄養素も壊れてしまいます。

そして、ホモジナイズですが、これは乳脂肪を砕くことで成分を均一にし、クリームが浮かばないようにするものです。しかし、このことで砕かれた脂肪球がカゼインやホエイを引き込み巨大なタンパク質へ変化することで、アレルギーを起こしやすくしてしまいます。

  • 牛乳のタンパク質の約80%を占める「カゼイン」を人は分解・消化できません。

牛乳のカゼインは大方、分解・消化できず、それが腸の中に未消化物としてたまると腸に炎症が起こりやすくなります。

さらに、人間が消化できないα型カゼインはアレルゲンとなりやすいため、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症、さらに遅延型アレルギー(IgG型)の原因にもなります。

  • 牛乳のカゼインから不完全に分解されてできるカソモルフィンはモルヒネ様物質です。

カソモルフィンというモルヒネ様物質“エキソルフィン”もパン同様に中毒症状を起こし、精神不安や神経障害を起こします。

脳神経に影響を及ぼして、ふらついたりめまいがしたり、物が二重に見える方もいます。さらに気づきにくいですが、便秘や排尿トラブル、呼吸器異常もあります。

(次回に続きます)